【フルートの調整①】

こんにちは

今回はフルートの調整についてご紹介します。

 

 

 

 

 

「フルート調整」または「楽器の調整」と言われても

何をするのか分からない方のためにご説明します!!

 

 

 

穴(音孔)を塞ぐために多くのフルートの場合は

黄色のクッション(タンポ)がついています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このタンポは金属のカップの中にすぽっと収まっているわけではなく、その間にぺらぺらの紙が入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

このペラペラの紙は調整紙(ちょうせいし)と呼ばれます。

 

 

 

不思議なことにタンポをカップに入れるだけでは

音孔をピシッと塞ぐことができません。

 

一部隙間ができ、そこから息が漏れ

音が出づらかったり、音程が合いにくかったり

演奏に支障が出てきます。

 

 

 

 

その隙間を埋めるために、小さく切って

調節しながらカップとタンポの隙間にいれていきます。

 

 

 

これが主な調整の内容になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

この現象はメーカー、機種問わずどのフルートにも起こります。

キィを押すたびに少しずつ動いたり、水分を含み縮んだり膨らんだり…….

使用頻度、環境により日々変化します。

 

 

 

 

ちなみに左側が水分を吸収し、縮んで変形した調整紙です。

 

 

 

 

これではピシッと音孔を塞げないので

交換が必要になります。

 

 

 

 

特に木管楽器(一音ずつ指で音を変える楽器)は

定期的に調整を行う必要があり

1年に1度を推奨しています。

吹き続けていると気づけないこともございます。

 

 

 

 

 

無料で楽器の状態をご相談できますので

リペアに出される場合は予定に余裕をもって

お気軽にご来店ください。

 

 

 

 

 

リペアサービスセンター

TEL:052-722-1683